子供の睡眠時間が短い傾向?小学生・中学生の理想の睡眠時間は?

今回は「子供の睡眠時間が短い傾向」について、その場合に見られる「小学生・中学生の理想の睡眠時間」について具体的にご紹介してみたいと思います。

子供の頃は誰でも「良く寝る」と言われるものでしたが、最近ではその睡眠時間が短時間となっている傾向も見られており、その場合のデメリットも多く言われます。

睡眠時間の大切さにじっくり向き合ってみて、子供が平均して取るべき睡眠時間というものをもう一度、再確認してみましょう。

目次

小学生の理想的な睡眠時間ってどれくらい?

まずは「小学生の理想的な睡眠時間」について見ていきましょう。

小学生というのは、その生活サイクルが大きく成長に影響します。

その生活サイクルの基本となるのがこの睡眠時間で、食事のサイクルとともに、非常に重要項目として扱われることが多くなります。

この場合、低学年と高学年でやや〝理想的な睡眠時間〟は違ってきます。

低学年の場合は平均して「9時間から10時間」程度とされ、あまり寝すぎても心身的に良くなく、また8時間以内になると、心身的な成長が満足なものとはなりません。

ただし、これは継続的な生活での〝理想的な睡眠時間〟となるので、1日や2日程度の不規則ならさして問題にはなりません。

短時間の睡眠時間が常習的にならないよう注意しておけば、さほど心配する必要はないでしょう。

そして高学年での理想的な睡眠時間は「約8時間から9時間」前後で、高学年ともなれば体もしっかりしてきますので、それほど睡眠を取らなくても生活リズムが狂わされることはありません。

低学年・高学年ともに大切なのは、夜寝る時間帯が規則的であることで、遅い場合でもなるべく低学年の場合は21時まで、高学年の場合は22時までにはベッドに入るように心がけましょう。

夏休みや冬休みなどの長期休暇の場合はかまいませんが、それでも生活リズムというのはなかなか直しにくいものなので、寝る時間と起きる時間を大幅に変えないようにすることが大切です。

中学生の理想的な睡眠時間はどのくらい?

次に「中学生の理想的な睡眠時間」についてです。

中学生になると、小学生の頃からガラリと生活環境が変わるため、その点で睡眠時間が大きく変動させられがちです。

ですが、この中学生の場合でも〝理想的な睡眠時間〟というものはあり、なるべくそのリズムを狂わさないよう努めておくことが大切です。

この場合でも、中学1年、2年、3年と、学年別に見ていくことにしましょう。

中学1年生の理想的な睡眠時間は、平均して「7時間から8時間」前後となります。

 

中学2年生の理想的な睡眠時間は、平均して「7時間」前後となるでしょう。

 

中学3年生の理想的な睡眠時間は、平均して「6時間半から7時間」前後とされています。

もちろん個別で睡眠時間の理想は変わってきますので、すべてがすべて、この指標に当てはまるとは限りません。

だいたい中学生の理想的な睡眠時間というのは「7時間」が基準にされることが多く、これは高校生になってもほとんど変わりません。

ただし体調が優れない時や、翌日に特別な計画がある時、また、前日にあまり寝ていない場合には、7時間以上の睡眠時間が必要です。

最近の子供の睡眠時間は短くなってる?

さて、今回のメインテーマに入っていきましょう。

「最近の子供の睡眠時間は短くなってる?」というのは、よく情報誌や新聞、またネットのラインニュースなどでも見られる標語で、現代の子供の習慣をよく表しているものとなります。

実際に子供の平均睡眠時間は以前よりも短くなってきているのが現状です。

小学生でも平均的な睡眠時間が「6時間」を切っていたり、中学生になると「4時間や3時間」ほどという子もおり、不眠の状態で学校で行っていたりするという傾向がよく見られるようになりました。

十分な睡眠時間が取れていないまま不眠で学校へ行くなどというのは、もちろん心身的に見てかなり負担になるため、とくに小学生・中学生時にそんなリズムを習慣付けるのはすぐやめることが勧められます。

睡眠時間というのは、子供から大人まで非常に大事な回復の時間となるため、必ず十分な時間を確保しておくことが必要です。

この睡眠時間が短くなってる理由には、以下のような原因があげられます。

・友達と遊ぶ時間帯が夜になっている

 

・スマートフォンやパソコンを見ている時間帯が長い

 

・友達との長電話を、小学生・中学生のうちからしている

 

・勉強時間が長い

 

・カラオケなど、深夜でもやってる店に行く機会が多い

 

・街の騒音で眠りづらい

 

・深夜までテレビを観ている

 

・親が注意しない

 

・親も一緒になって起きている

他にもいろいろありますが、目立つ理由はこんな感じで、とにかく「夜遅くまで起きている理由」がはっきりとした形で現れています。

その中でもとくに「夜遅くまで遊んでいる事」や「スマートフォン・パソコン利用」という理由が大多数を占めており、不眠傾向になっていく原因がその点に大きく見られます。

スマホやタブレットの画面が睡眠妨害に!?

スマートフォンを利用する場合、その携帯電話やタブレットの画面からブルーライトという「睡眠を妨げる光」が継続的に出ています。

このブルーライトをずっと間近で見続けていることによって、だんだん視覚・視力が刺激されていき(心理面への刺激もかなり大きくあります)、やや興奮して眠れない状態になってしまいます。

ブルーライトの刺激はとくに「目が受けやすい」と言われており、さらにスマートフォンは顔に近くあることから、この刺激をモロに受ける機会が大幅に増えます。

夜寝る前にスマートフォンを見ながら寝る子供もかなり多くなってきていて、この悪循環の繰り返しで「夜に眠れない傾向」が常習化し始め、それが延長されると「眠ることに疲労を覚える」という状態になります。

つまり、寝ようとしても眠れない状態になるため、寝ることがかえって面倒臭くなり、気持ちばかり焦って疲れるのです。

パソコンやテレビからもブルーライトは少なからず放射されていますが、この「顔に近付ける形で見るスマートフォン」を観る姿勢がかなり大きく影響力を持っています。

寝る前にはなるべくスマートフォンなどの画面を見ないようにする事が大切で、どうしても見たい場合は、「1時間だけ」などのルールを決めておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「子供の理想的な睡眠時間(小学生・中学生)」についてご紹介し、その理由・背景について多角的にお伝えしてみました。

子供にとって睡眠時間というのは、「心身の成長にとても大きな影響を及ぼすもの」として重要視されます。

とくに小学生・中学生頃はしっかりとした睡眠時間が必要で、その生活リズムを崩さないよう、なるべく(大人になっても)継続的に安定させておくことが大切になります。

睡眠時間をしっかり取っておくことで心境的に余裕ができ、さらには自律神経の発達も良好に保つことができます。

成長過程にとても大切な睡眠時間ですから、ぜひ子供の頃からそのリズム確保を大切にしておき、十分な温存時間を持つようにしましょう。

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