今回は「サッカーが上手くなる子の共通点」をはじめ、その上達に際して必要な練習方法と親ができるサポートについてご紹介していきます。
最近ではサッカー人気がますます盛んになり、多くの子供がサッカーに夢中になっている傾向が見られます。
ワールドカップやJリーグ人気もあいまって、本気でサッカー選手になることを夢見ている子供もかなり多いことでしょう。
そんな子供にとって、一体どんな練習方法が大切なのか?また上達する場合の共通点や、練習に際して親ができるサポートにはどんなものがあるか、などについて、多角的にご紹介します。
ぜひご参考下さい!
サッカーが上手くなる子の共通点
サッカーが上手くなる子供には、たいていそれぞれに共通点が見られるものです。
・サッカーそのものが大好き
・サッカーに関するモノであれば何にでも興味がある
・サッカー選手にあこがれの人が居る
・小さい頃から自立心が高い(自分がすべきことをきちんとわきまえている)
・協調性が高い
・時々大胆な行動に出る(人が思いつかないような行動を取ることがある)
・何事にも従順な傾向を持つ
・責任感が強い(人のせいにしない)
・心のコントロールが上手い
・勝負事には負けず嫌いの性格を持つ
・何事もあきらめない姿勢がある
・人と比べられる事は嫌い
・目立ちたがり屋
・オリジナル性が強い
・外国が好き
・人生の夢がかなり大きい
・一攫千金をねらう性格
・チマチマした事が嫌い
・機動力が高い
・若者の流行が好き(古臭いセンスを嫌う)
・地味より派手好き
・既存のルールよりも新しいルールが好き
・習慣に囚われない
だいたいこんな感じです。
サッカーというのは11人でするもので、スポーツとしてはその11人が一斉に動く形になります。
その点ではまず「協調性が高いこと」が前提となる上で、1つの物事に皆で当たっていく姿勢に親しみを感じます。
この点では、1人ずつの出番が回ってくる野球とは対照的なスポーツとなり、まずサッカー好きな子供の場合は(その理由をもって)野球などを始めとする他のスポーツには興味を示さなず、サッカー一筋という傾向が見られます。
自立心が高いこと
さらにサッカー好きな子供の特徴として、この「自立心が高い点」がよく見られます。
これもサッカーというスポーツの傾向によく影響されている特徴になりますが、サッカーではチームマネジメントをしていく上でゲームメイキングに皆が携わることになり、それぞれの選手の協調性・協働性によってそのゲームの勝利を勝ち取ります。
つまり、1人1人が〝自分の役割〟をしっかり守った上でゲームをプレイし、自分に任された仕事・役割は何が何でもこなしてやろうとする自立心・独立心の高さが求められることになります。
この点では「責任感の強さ」が求められることになり、スタンドプレー(個人プレー)に走ることは本来許されません(状況によって行動基点が変わるスラッガーの場合は別です)。
このように、サッカーというスポーツがもたらすさまざまなルールが影響する形で、やはりサッカー好きな子供の特徴や傾向は大きく変わることになります。
負けず嫌いな性格
これもサッカー好きな子供の特徴として多く認められるものです。
しかしこの「負けず嫌い」というのは、他のスポーツが好きな子供の場合でも普通に見られるもので、主に勝負事・勝ち負けを気にするスポーツにおいては、当たり前の特徴として見られるものでしょう。
サッカー好きな子供の場合でもとくに負けず嫌いの性格は大事なポイントとなり、この負けず嫌いの性格があるからこそその勝負に全力投球でき、それによって自己成長を試みることができ、さらにはスター選手への躍進・飛躍にも近付くことができるようになります。
サッカー好きな子供とバスケットボール好きな子供の特徴というのは(実は)似ており、バスケットボールにあこがれを持っている子供の性格にも、この負けず嫌いの特徴がにじみ出るほど見られます。
サッカーもバスケットボールも主に〝スピード〟を競うゲームにあり、そのスピード(速い展開)において少しでも機動力を高め、運動量で得点率をキープし、相手チームに勝つことが求められます。
その点で、チマチマやっていたのでは勝てる試合も落とすことになり兼ねず、ましては負けず嫌いの性格がなければたちまち点を取られ、その場でゲーム終了…という事態にもなってしまいます。
つまり負けず嫌いの性格はこの場合、勝負事に勝つためのステップとなり、さらにそのスポーツで自分を動かす原動力ともなっているのです。
サッカー好きな子供の理想的な練習法と親ができるサポート
まず「サッカー好きな子供を持つ親ができるサポート」についてご紹介します。
基本的にサッカー好きな子供というのはあるていど自立している場合が多いため、親があれこれと横から口出しする必要はほとんどありません。
親がするべきサポートとしては、この場合、3つの方法が効果的となります。
1つ目は、とにかく褒めてやること。
2つ目は、子供の好きなように練習できるようサポートしてやること。
3つ目は、子供のサッカーの練習に付き合ってやり、敵チームの選手となって本気で相手をしてやること(これはとくに父親ができるとベター)
この3点になります。
まず子供がまだ小さい場合(だいたい小学生時)には、試合で活躍したり、それまでできなかったプレイができたりした場合には、とにかく褒めてやることが最大の報酬になります。
その嬉しさをもって励みに変え、さらなる成長にまい進していくことでしょう。
そして子供がサッカーの練習がしやすいように、周囲の状況設定をいろいろしてやることが大切です。
それによって「自分が期待されている事」を肌で感じられ、ますますサッカー熱が高まります。
さらに子供のサッカーの相手をしてやれる場合は、あるていど本気で相手をすることが大切です。
もちろん感情的になるのではなく、スポーツとして本気になり、まるでライバルのような存在になってあげることが子供にとっての大きな刺激になります。
次に理想的な練習方法ですが、これは「本番さながらの練習方法」が最も大きな状況設定になるでしょう。
つまり、大きな舞台でリアルにサッカーをしている感覚が大切で、その感覚を味わい続けることによって、もしあこがれの選手が居る場合には、そのあこがれの選手と一緒にサッカーをしている臨場感に浸ることもできます。
とくにスポーツに没頭する場合には、この〝スター選手と一緒にプレイしているという錯覚〟を練習材料に持ってくることも重要なポイントになり、それによって想定以上の成長をすることも実際にあるのです。
あとはもちろん地道な練習も大切で、日頃から無理なくできる練習メニューを取り入れておき(最寄りの公園なんかでも出来るもの)、毎日続けていく練習方法の設計が大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「サッカー好きな子供の共通点と理想的な練習方法」、また「その子供に親ができる効率の良いサポート方法」についてご紹介しました。
サッカー好きな子供の主な特徴としては、自立心が高い事や負けず嫌いの性格を持っている事、さらには協調性・協働性が高い事や、既存のルールよりも新しいルールを作りたい性格を持つ事などがあげられます。
スポーツに熱中する子供というのは得てしてこの「負けず嫌いの性格」を持ち合わせることが大切で、その性格は実際にプレイする際の原動力になってくれるので重要です。
またその際に親ができるサポート内容としては、褒めてやること・環境設定をしてやること・(出来る場合は)サッカーの練習相手になってやることなどがあり、とにかく子供のサッカーに対するモチベーションを維持できるサポートが大切になるでしょう。
さらにいろいろな共通点・サポート内容がありますが、今回ご紹介しました内容をぜひ参考にされる上で、もっと多くの情報を獲得しておき、少しでも子供のサッカーへの情熱が満たされるよう〝刺激的な環境〟を設定してやることが重要になるでしょう。
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