今回は「ネイティブが話す英語を聞き取りたい・その方法は?」と題し、そのためのリスニング攻略のコツと訓練の方法をご紹介したいと思います。
ネイティブというのは一般に「本場のアメリカ人が話す英語」のことを言い、つまり、外国人が生粋の発音でしゃべる英語を理解することにあります。
そのための方法やコツをどうやって会得するかについては、これは机上の勉強で英語を習得してきた日本人にとってはかなり難しいものになります。
今回はその辺りにも触れ、なるべくわかりやすく簡潔にご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみて下さい!
日常から英語に慣れること
まずネイティブ感覚で英語に慣れようとする場合、どうしても日常生活のあり方から変える必要があります。
この場合に役立つ方法としては主に2つあり、1つは「聞き流しCD・DVD」などを活用してプライベートレッスンに励んでみること、そして2つ目としては「ネイティブ圏内に居る外国人の友達を持つこと」が思いつきますよね。
2つ目の方法はそういう友達が居なければ話になりませんので、多くの日本人の場合、1つ目の「聞き流しCD・DVD」なら気軽に誰でも始められるので、日常から英会話に慣れておくことが勧められます。
そうして普段からずっと英語を聴くことによって、「英語がどういうものか」がまずわかり始め、そのうちに「何を言ってるか?」について単語・熟語・表現・慣用句の使い方によってわかるようになってくるでしょう。
もちろん個人差があるので習得するまでの期間は個別で変わりますが、それでも、誰にとっても〝日常から英語を聴いておく〟という学習法はそれなりのメリットを運んできます。
何もしていないよりは遥かに学習率が伸びるという点を考慮する上で、まずは試してみることが大切です。
英語の発音というのは、実際にそれを聴き、練習することで覚えるしかありません。
母国語を使って覚えるのと同じように、自分の周囲に英会話環境が有るのと無いのとでは、やはり学習力に雲泥の差が出るのは当然の事になります。
リスニング力アップ(リスニング攻略)のコツ
さて、今回のメインテーマに入っていきましょう。
リスニングというのは文字通りに「ネイティブ感覚で話される英語を聴いて、その内容を独自解釈によって理解すること」にあります。
これは学校での英語の時間をはじめ、今では英会話教室や資格取得の環境、または外資系企業などでのビジネスプランなどで活用されている学習項目で、どれだけ生粋の外国人の話す英語を聴き取れるか・理解できるかがポイントになります。
この場合の攻略法は、主に以下のようにあげられます。
・初めは聞き流しCDなどをゆっくり再生し、1語ずつの単語や熟語などを聴き取れるようにする
・英会話用のDVDなどを観ながら、相手(スピーカー)の身振り手振りをはじめ、その表情や、会話の流れなどからその内容の解釈を試みる
・相手が話す内容からいくつかの英単語をメモ書きしておき(出来るだけでOK)、その単語や熟語などの意味から会話全体の内容を推測する
まずはこの3点が重要なステップになります。
これらのステップは初歩的な故宇尾目となり、そのうちリスニング力が向上してくればさらに上級のステップに移っていきます。
その次に課されるステップは以下のようになるでしょう。
・実際に外国人とコミュニケーションを図り、実践英語を学んでみる
・英会話教室などに通い、そこでリスニング力アップの講座を受ける
・オンラインレッスンなどで「リスニング力アップ向けのCD」のみを何度も学び、少しずつ全体的な意味を理解できるよう促していく
基本的にリスニング力アップのためにはライティングの場合と同じく、繰り返しの学習プランによる勉強しかありません。
遠回りに思える人もあるかもしれませんが、実のところ、この反復練習は最も基礎力を高め、さらにその後も崩れないしっかりとした土台を与えてくれます。
発音の共通性を理解する
英語の発音というのは、私たち日本人の発音とはまったく違い、たとえば「apple(アップル・りんご)」や「people(ピーポー・人々)」などの単語の発音にしても、この通りに発音されているようには聞こえないものです。
どうしても英語なまりの発音になり、日本人の耳には聞き慣れない発音となる上で、たとえ自分がそれまでに何度も習って知っている単語であったとしても、まったく知らない単語の発音として聞こえることは普通にあります。
なので、その認識(発音のインプット)とのギャップを埋めるために、すでに知っている単語でもその発音が実際に(外国人に)発音される場合には「どのような発音になるのか?」を、あらためて知っておく必要があるのです。
この練習を繰り返すことで上記の「apple(アップル・りんご)」や「people(ピーポー・人々)」でも〝ああ本場ではこんな発音になるのか〟とわかるようになり、知っている単語とネイティブによる発音とが次第に一致するようになってきます。
声だけを聴くよりも映像から
先述では「聞き流しCD」による音声英語で実践力を高めるようご紹介しましたが、これには実は向き不向きがあり、どうしてもCDの音声だけでは充実した学習ができない人も居ます。
これでは「音声だけ」というきわめて限られた空間の中での学習となるため、つい聞き慣れない発音のみに意識が集中してしまい、慣れないものだからまったく理解につながらない、解釈ができない…などの不理解に陥ってしまいます。
その時点で勉強を投げ出してしまう人も多く居ます。
なので、もしその学習プランで間に合わない・満足できない人の場合は、必ず「映像付きの音声資料」をリスニング力アップのための教材とし、それによるカリキュラムを続けていくことが大切になります。
映像資料というのは一般に英会話DVDをはじめ、オンラインレッスン、または実際に英会話教室に通ってリスニング力アップのためのカリキュラムを受けることになります。
この場合の利点としては、「相手の表情・身振り手振りを参考に、何を言っているのかが推測できる(聴き取れる)」というものがあり、これはCDだけの場合とは非常に大きく違う点になるでしょう。
そもそもリスニング力を上げるというのは、普通に考えて、ネイティブの英語スピーカーとの対人において養うものです。
つまり、対人して会話する場合に伸ばされる能力がリスニング力となり、相手の表情やジェスチャーなどをリアルタイムで参考しながらの理解になります。
その実践的な学習プランを日頃から立てておく事が重要なのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ネイティブが話す英語を聴き取りたい場合の「リスニング力アップ攻略・コツ」について具体的かつ簡潔にご紹介してきました。
ネイティブが話す英語を聴き取りにくい最大の理由は、1つ1つの単語の発音が(自分が知っているものと)まったく違う事と、あまりに早い口調によって話されるそのスピードによります。
・何を言っているのかわからない(話す単語を1つも聴き取れない)
・会話スピードが速すぎる
これだけでこんがらがってしまい、コミュニケーションを図ることがまったく出来ません。
なのでまず、1語1語ずつをゆっくりで良いので聴き取れる練習をし、会話全体の内容をうっすらとで良いので把握する事が大切です。
そして大事なことは、リスニング力アップのための勉強を継続する事です。
英語の勉強にどうしても必要なのがこの〝継続力〟で、これは日本語でも他の語学をはじめ、また分野の違った勉強をする場合でも、必須の攻略法になるでしょう。
自分に見合った学習環境を確保しておき、今回ご紹介した内容をまんべんなくカリキュラムに組めるプランを立て、そして継続できる方法で英語と向き合えるよう努力しましょう。
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