海外旅行の現金両替はどこでする?お得なのは国内空港・現地空港・銀行?

海外旅行をするときに悩むのが、通貨をどこで両替するか。国内にいるうちに済ませておけば確実、でも現地で両替した方がレートは高いかもしれない……。うーん、どうましょう。

今回は、海外旅行での両替についてお話しいたします。海外旅行を計画しておいでの方に、少しでも参考になればさいわいです。

目次

海外旅行の前に準備しておくことは?

海外旅行が初めて、あるいは初心者にとって出発前は不安でいっぱいです。

持ち物は欠けていないか、パスポートは期限が切れていないか、空港へは時間までに着くだろうか、考えるほど心配になってしまいます。

これだけ押さえておけば安心、というポイントをあげてみました。

現地のマップは、紙媒体でも用意しておく

おそらくはスマートフォン経由で地図アプリを使う予定かと思います。

電波が届かないなど不測の事態を考慮し、紙の地図も一緒に持っていくといいですね。

ガイドブックの付録でついてくる地図や地下鉄路線図などがとても便利です。

海外旅行保険は加入しておく

クレジットカードに付帯されていることの多い「海外旅行保険」ですが、いま一度内容の確認をしておきましょう。

ブランドの違うクレジットカードを複数枚、持っていく

VISAかMasterCardのどちらかがあれば事足りてしまうはずですが、万が一のことを考えてクレジットカードは複数枚持っていくことをおすすめします。

カードが読み取れなくなった、紛失した、という際にも役に立ちます。

必要書類はCloud保存しておく

パスポードなどの必要書類は、コピーを取っておくほか、写真に撮るなどしてネットにアップしておくと安心です。

緊急連絡先をリストアップ

もしもの場合に備えて、緊急連絡先をリストアップしておきます。

とっさのとき、慌てずにすみます。

ウエットティッシュ、ポケットティッシュを持っていく

たとえばトイレ事情ですが、日本ほど清潔に管理されている国は少ないです。

便座を拭いたりするのに、ウエットティッシュがあると助かりますね。

正装を用意しておく

教会、モスク、高級レストランなど、ドレスコードが必要な施設のために、それなりの服装は用意しておきたいものです。

現地で使う分の通貨

今回のテーマがまさにこれです。

国内で用意するのか、それとも現地で両替するのかを考なくてはなりません。

行き先によって、どちらがお得か変わってきます。

さしあたって、いまは「使う予定」の額だけを決めておきましょう。

現金の両替はどこでできる?

海外でクレジットカードが使える場所は多く、たいていの場合は事足りてしまいます。

けれど、屋台での食べ歩きや露店でおみやげを買うとき、チップや寺院でのお賽銭など、現金が必要となることもありますね。

必要な分は持っておかなくてはなりません。

両替のできる場所を知っておきましょう。

国内

・銀行

・空港の両替カウンター

・町の両替所

・金券ショップ

*カンボジアやブータンなど、国内では両替を取り扱っていない通貨も存在します。

海外

・銀行

・空港の両替カウンター

・町の両替所

・ホテルのフロント

換金率がお得なのは国内? それとも現地?

両替をする際に重要なことは両替レートです。

国内か現地かで異なりますし、常に変動しています。同じ国の中であっても、どこで取引をするかによって差が出てくるのです。

一般的には、ドルやユーロは日本国内、アジア通貨は現地の方が高レートとされています

ドル・ユーロは日本国内での流通量が多く、アジア通貨は少ないためです。

まとめますと、

・アメリカ、ヨーロッパへ行くのなら日本国内

・アジア圏へ行くのなら現地

・アジア圏へ行くが、言葉に不安があるのなら日本国内

ということになります。

現地に到着してすぐ現金が必要、という場合は、多少レートが悪くても日本国内で両替しておいたほうが間違いはありません。

空港と銀行、どちらで両替をしたらいい?

ほとんどの方が空港か銀行での両替となりますが、こちらも国によってどちらがお得かは変わってきます。

空港の両替カウンターはレートがやや低めというところが多いようです。

銀行か町の両替所は高レートに設定されていることが多いです。

空港で両替をしておけばすぐに現金が手に入りますが、町の両替所がどこにあるかわかっているのでしたら、そちらのほうがお得ですね。

ホテルのフロントでの両替は手っ取り早いですが、どこの国もレートはあまりよくありません。

また、国によっては路上で両替を呼びかけてくる人も見かけます。

相場よりずっと高いレートを示してくるのですが、トラブルの原因となりますのでおすすめはできません。

各国のお得な両替場所は

海外旅行比較サイト・トラベルコのスタッフが行った調査が参考になるかと思いますので、以下にまとめてみました。

*高レート順に比較してあります。

アジア

タイ(バーツ/THB)

・現地空港

・現地の銀行、ショッピングセンター内

・日本の空港、銀行、ホテル

シンガポール(シンガポールドル/SGD)

・現地の両替所

・現地の空港、現地の銀行

・日本の空港、銀行、ホテル

オセアニア

・オーストラリア(オーストラリアドル/AUD)

・現地の銀行

・現地の空港、カジノ

・日本の空港、銀行、ホテル

タヒチ(パシフィックフラン/XPF)

・現地の空港

・現地の銀行

・ホテル

*パシフィックフランは日本国内での両替取り扱いを行っていません

・アメリカ・カナダ

・アメリカ、ハワイ、グアム(アメリカドル/USD)

・日本の空港、銀行

・現地の銀行

・現地の空港、観光地の両替所、ホテル

カナダ(カナダドル/CAD)

・日本の空港、銀行

・現地の銀行

・現地の空港、観光地理の両替所、ホテル

ヨーロッパ

・イタリア(ユーロ/EUR)

・日本の空港

・現地の銀行、両替所

・現地の空港、ホテル

イギリス(ポンド/GBP)

・現地の銀行

・現地の両替所、日本の空港・銀行

・現地の空港、ホテル

アメリカ、ヨーロッパはクレジットカードの加盟店が多いので、現金は必要最低額とした方がよさそうですね。

まとめ

アメリカ、カナダ、ヨーロッパへ行くのであれば、日本国内で両替を済ませておいたほうがお得です。

ほとんどの場面ではクレジットカードを使いますので、チップなど必要最低限の現金だけ持っていればいいでしょう。

アジア、オセアニア方面へお出かけでしたら、現地での両替がお得になります。

言葉の壁に不安を感じるかもしれませんが、難しい取引をするわけではありません。

これも経験と、積極的に応対してみてはいかがでしょうか。

現地での両替が高レートだとはいっても、離島などではそもそも両替所がないこともあります。

事前に調べておくことをおすすめします。

国によっては路上両替商が話しかけてくることもあります。

びっくりするような高レートを持ちかけてきたりしますが、正規の資格があるのかさえ怪しく、詐欺などのトラブルに巻き込まれる心配もあります。

取引には応じないようにしてください。

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