英語育児で子供をバイリンガルに育てる方法!日本でできる教育法は?

今回は「英語育児で子供をバイリンガルに育てる方法」をピックアップし、その際に注目される〝日本国内で出来るバイリンガルのための教育法〟についてご紹介していきます。

バイリンガル教育のメリット・デメリットはいろいろな分野であげられますが、やはりバイリンガルの実力によって得られるのはメリットのほうが多いでしょう。

今回はそのバイリンガルとして認められるための効率の良い勉強法・学習環境の設計法などをはじめ、手ごろに出来るバイリンガル教育のあり方をご紹介していきます。

目次

バイリンガルとして認められるレベルとは?

まず「バイリンガルとして認められるレベル」について見ておきましょう。

一体どれほどの英語レベルになれば、バイリンガルとして認められるレベルになるのでしょうか?

結論から言いますと、「バイリンガルとして認められるレベル」というのが決まっているわけではありません。

この場合、バイリンガルとして認められるレベルとしてあげられるのは、「あの人は英語が流暢に扱える・英語ペラペラ」といった〝感覚によって認められるレベル(基準)〟となるため、どこかの学術機関によるレベル認定というのは初めから無いということになります。

このように「バイリンガルとして認められるレベルが無い」ということを先に踏まえた上で、自分が実際に英語を学んでいく際の学習モデルを組んでおく必要があります。

まず子供がバイリンガル教育を受ける際に必要なのは、「英語学習を出来るだけ早期に取り入れておく事」と「その英語学習の継続力を高めておく事」になります。

そしてこの際の重要点は、「母国語以外の言語として英語だけに注目しない」という事です。

バイリンガル(bilingual)というのは「bi(2つの)lingual(言語)」と英語で表記されますが、このうちの「bi(2つの)」が指す言語は英語とは決まっていません。

スペイン語でもフランス語でも韓国語でも良く、とにかく母国語以外の言語となります。

なのでこの場合、子供が少しでも興味を示す言語を2つ目の言語に選んでおく事が重要になります。

興味を示せる言語というのはその後の学習に覇気をもたらしやすく、つまり学習の継続力に大きく役立ってくれるのです。

早期学習が最適?

英会話を学ぶ際によく言われるのが、この「早期学習が最適」というものです。

出来るだけ早い時期に英語を学んでおくことによって、別の国の言語を母国語のように吸収していけるというメリットが大きく期待されます。

しかし、早期学習だけが英会話学習ひいてはバイリンガル教育にとって重要ではなく、それよりも「他の国の言語に興味をしっかり示せる時期」に言語学習に取り組む事にも十分配慮することが必要です。

これも結果的にはその後の継続的な学習率につながりますが、結局、母国語の他の言語を同時に学んでいく場合(同時バイリンガル教育を試みる場合)、勉強そのものに対する覇気がどれほどあるかによって成果が大きく変わります。

上記を踏まえた上で、それでも早期学習を試みる場合は「2歳~3歳頃からスタートする」というのがベストと多くの専門家は語っていることが多いようです。

0歳~1歳程度の時期に英会話学習を進める場合も多く見られますが、この場合に言えるデメリットとしては、母国語への理解が損なわれたまま2か国語を学ぶという中途半端な学習傾向が目立ってしまうことになります。

大事な点は、「母国語への理解」を十分土台に敷いた上で別の言語を学ぶという事で、いくら早期学習によるメリットが大きいとは言っても、言語学習が完全に出来ないという支障が出たのではもったいない話になります。

英語教育で子供をバイリンガルに育てる方法

さて、今回のメインテーマに入っていきましょう。

英会話教室などで英語を学ばせる時、その子供をバイリンガルとして育てていくベストな方法はどんなものなのでしょうか?

この場合、以下の項目に留意しておくと良いでしょう。

・まず2歳~3歳頃から英会話学習をスタート

・使う教材は必ずその子供の能力に見合ったものを選ぶ

・英語の読み聞かせ学習が始める

・読み聞かせ学習に慣れた頃からリーディング学習に入る

・リーディング学習に慣れたら今度はスピーキング学習に移る

・リスニングとリーディング、またスピーキングに慣れた頃にライティング学習を始める

・日常会話で英語を定期的に使うよう心がけておく

まずはこの7点に注目しておきましょう。

この中でもとくに大事な点は「使う教材は必ずその子供の能力に見合ったものを選ぶ」と「英語の読み聞かせ学習が始める」という事にあります。

子供が初めて英語に触れる場合、英語はまるでどこかの国の暗号のように映っているものです。

まったく未知の言語となるため、その言語(英語)に慣れることから始めなければなりません。

その「英語に慣れるための学習」として最適なのがこの「読み聞かせ学習」で、自然に英語が心に入ってきて、その上でさらに日常会話で自分が英語を使うステップに移る場合でも、〝慣れるための学習〟の成果は大きく表れます。

そのため、ご家庭でご両親の両方もしくは少なくとも片方が、お子さんと一緒に英語を学ぶ姿勢が不可欠で、ご両親がお子さんへその言語で語りかけることができるレベルであるというのも大きなメリットとなります。

日本国内で可能なバイリンガル教育

もう1つのメインテーマです。

「日本国内で可能なバイリンガル教育」についてですが、これはなにも特別な学習環境を必要とはしません。

先述でご紹介しましたような「英会話学習」や「日常会話で英語を取り入れて学んでいく」という方法が主な基本学習の形になります。

英語を学ぶ場合でも、その基本的な勉強内容は「日本語を学ぶ際の姿勢」と同じです。

「言葉を聴かせる・読んで覚える・話して覚える・書いて覚える」といった〝実際にその言葉を使って覚える(学習する)〟といった方法がその学習内容のメインになるため、この反復練習を続けていくことによってバイリンガル教育もおのずと進められます。

その場合に大切な点はまず「継続力をしっかり身に付ける」という事で、これは言語学習に限らず、どんな分野の勉強をする際にも必須の土台になります。

興味を持てる学習環境の設計をはじめ、出来るだけ子供の言語スキル・能力に見合った学習プランを立てておくことが大切になります。

英会話教室で学習させることも1つのアイデアですが、まずは自宅学習やオンラインレッスンなどで「マイペース型の学習」を進めてみるのが良いでしょう。

そこで十分な英語力を身に付けた上でさらに英会話教室で学ぶ、といった構想を取っていれば、他の生徒と自分の学力を比較して落胆する…といった余計なハードルに遭う事も少なくなります。

・マイペース型の学習プラン

 

・日常から英語を使って覚える(英語に慣れるため)

 

・英語を実際に使って覚える場合には「聴かせる・読んで覚える・話して覚える・書いて覚える」という実践的な学習方法が必須

 

・子供の学習能力に見合ったプランニングを立てておく

 

・オンラインレッスンを利用してみる

 

・英会話教室に通わせる(これは自宅学習の延長でOK)

 

・SNSなどを使って外国人の友人を作り、実践でコミュニケーション力を養う

他にもいろいろな方法があげられますが、基本的に「マイペース型の学習プラン」を立てておくことがまず大切で、その上で実践英語を身に付けられるステップが重要になります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「英語教育で子供をバイリンガルに育てる方法」をはじめ、その際に日本国内で可能な学習プランニングの設計法をご紹介しました。

まず「日本国内で可能なバイリンガル教育」と言っても、特別な学習環境・プランニングは必要ありません。

普通に英語を学習するための環境があればOKで、出来れば子供の能力に最適な学習環境を用意し、その際に「マイペース型のプランニング」を立てることが出来ればベストです。

英会話教室での学習を頻繁にイメージする人も居ますが、実際に英会話教室で学ぶとなるとそれなりの費用も掛かり、また他の生徒との学力の比較などがどうしてもハードルになる場合もあるので、いきなり教室に通うことはあまり勧められません。

あるていどでも個別での学力を身に付けてからレッスンを受ける姿勢が望ましく、そのためにはまずオンラインレッスンや自宅学習をはじめ、その子供のレベルに見合った学習環境を設定しておく事が重要になるでしょう。

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