2020年から日本でも英語の授業が小学校に導入されることが決まっています。社会のグローバル化が次第に加速してきて、英語の習得がさらに重要となってきたためです。
親としてもわが子に早くから英語を身に付けさせたいと考え、効率的な学習を求めるわけですね。その最たる手段が留学ですが、まだ幼いお子様を単身で送り出すのはさすがに躊躇してしまいます。
それならいっそのこと親御様自身も一緒に現地へ行ってしまおうというのが「親子留学」です。親御様も滞在先で英語の学習ができ、お子様も常に目の届くところにいます。極めて合理的な方法ですね。
この記事では「親子留学」の内容とお子様の適切な年齢を、皆さまとご一緒に見ていきます。
親子留学とは
親子留学は、お子様と保護者が一緒に留学するプログラムをいいます。
親御様は語学学校や正規の学校に通い、お子様は託児所、保育園、幼稚園、小学校に通学するというスタイルがオーソドックスです。
親子留学の種類
親子留学にも様々な種類があります。
多種多様なプログラムの中から、お子さんの年齢やご希望に沿ったプログラムをお探しいただけると思います。
・こどもは託児所、親は語学学校
お子様が学齢に達していない場合、託児所に預けて親御様自身が語学学校などへ通う
というパターンです。
・こどもは学校、親は同伴
国によっては、低年齢のお子様を単身留学させることができないことがあります。その
場合、親が同伴者として一緒に現地に滞在するという形をとります。
・親子で教師宅にホームスティ
海外に住む英語教師のお宅に、親子ともどもホームスティするという方法です。
・親子留学の期間
プログラムによってさまざまですが、最短で1週間から参加することが可能です。
・プログラムの受講に必要な資格
特別な資格も高い語学力も要求されません。そのため誰もが気軽に申し込み、参加するこ
とができるのです。
開始月はいつから?
1年を通していつでも可能です。日本からの参加ですと、夏休みが始まる7月下旬や年末
年始といった休暇を利用するご家族が多いです。
滞在先について
短期間であればホームステイが一般的です。長期間の滞在では、初めの数週間をホームス
ティ、その後アパートを借りたり、コンドミニアムやホテルの利用となる場合が多いです。
○親子留学の利点
幼稚園児、小学生のお子様だけで留学させるのは心許ないものです。
親子留学であれば、常に親の目の届くところにお子様を置いておけるので安心感があります。
お子様ものびのびと現地での生活を満喫できます。
親御様とお子様の二人三脚で学習ができるのも利点ですね。お互いに教え合うこともできますし、学習も楽しんで進めることができます。
適切な年齢は何歳から?
英語の学習は年齢が低ければ低いほど習得は速くなります。
親子留学に参加するお子様の年齢は、目安としては2歳から10歳です。
それ以上の年齢であれば単身で留学するのも十分ですし、実際にそうするお子様が多くなってきます。
おすすめ親子留学先ランキング
費用の面から割り出した国別ランキングをご覧ください。
1位:フィリピン、マレーシア
アジア圏ですが、フィリピンもマレーシアも英語を学ぶには十分な国です。日本から
近いということも好条件ですね。
2位:シンガポール
シンガポールは治安の面でも教育の面でも水準が高く、安心して生活することがで
きます。
3位:ニュージーランド、オーストラリア
アジア圏と比べて費用が高めとなりますが、治安のよさから人気のある国です。
4位:ハワイ
観光で人気の島ですが、留学先としてもよく知られています。比較的治安がよく、日
本語もよく通じますので、利便性が高いです。
年齢別おすすめプログラム
「親子留学とは」の項でもプランの種類について軽く触れましたが、ここでは年齢別に見ていきましょう。
1.6最未満の場合
親御様が語学学校で英語を学んでいる間、お子様を託児所に預けるというパターンになります。
託児所ではとくに英語学習が行われるわけではありませんが、地元の子供達
との交流のなか、自然と語学が身についていきます。
2.6~12歳の場合
親御様は語学学校で、お子様は幼稚園や小学校に通うというパターンです。
3.年齢にかかわらず
親子で英語教師の家にホームスティし、個別にレッスンを受けるパターンです。短期集
中型のプログラムで、滞在期間は短いものの、マンツーマンで学ぶことができます。
英語の習得だけではなく、現地の生活をすることで楽しみながら本場の雰囲気を感じ
ることができます。
まとめ
短期間とはいっても、海外で滞在するというのは一大決心が必要となってきます。出発日をいつにするのか、費用はどれくらいかかるのか、あれこれと考えなくてはなりません。
慎重に計画を立てていきたいですね。
留学先はどこの国にするのかも重要です。
費用が高くてもアメリカ、イギリス、カナダなどの英語を母国とする国にするのか、いくぶん訛りはあるもののシンガポールやフィリピンなどの近場にするのか、あらゆる面から考慮する必要があります。
観光を兼ねて勉強もしたい、というのでしたらハワイが有力候補に挙がりますね。日本語もよく通じますので、もしもの時に安心感があります。
シンガポールのように治安の高い国であれば、余計な気遣いをしなくてすみ、勉強に集中できるでしょう。
ご家族ごとに条件がそれぞれ異なります。急いで結論を出すことなく、ここはじっくりと親子で話し合って決めるのが大事ですね。
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